鑑賞日 2022年12月24日
11月25日全国公開となったものの宮城での上映なし。約1か月遅れでよーーーやく公開されたので、最初の週末24日(土)に「仙台フォーラム」に行ってきた。
仙台フォーラム
https://forum-movie.net/sendai/movie/4520
山野井泰史の人物像、登攀経歴はWikipedia参照
映画は生い立ちからのドキュメンタリー。幼少期はどんな少年だったのか。命の危険がある登攀をなぜ行うのか、登頂や敗退をどう捉えてきたのか。彼の考え方を映像で知ることが出来た。
登山家としては勿論素晴らしいが、感銘を受けているのは彼の生き方、考え方である。自分の興味に純粋な気持ちで愚直に取り組む。富や名声などどうでもいい。とにかく、自分が果たしたいことにフォーカスし、やり続ける。
対象が登攀なため、必然的に命がけになる。ただし徹底的に調査をし、安全行動に手を抜かない。一見破天荒に見える行為も、計算がしつくされ、十分勝算があるのだ。
ピオレドールの生涯功労賞を2021年に受賞。1991年の創設から30年間で13人しかいないこの賞をアジア人として初めて受賞したことを知った。
ギャチュンカンの下山中に低温で視力をヤラレ、素手で岩を探ってハーケンを打った話は書籍で読んだが、その様子を本人の説明映像で知ることが出来た。
こんな息子の父、山野井孝有は「いのち五分五分」という著者の中で胸のうちを綴っているが、映像でも語られていた。子の命をどう考えるのか。命に係わる危険な行為など、やらせてはいけないのか。本人の夢であっても諦めさせるべきなのか。この論点は、私は、「一度きりの人生をどう考えるのか」だと思っている。そして「心から応援する」姿勢はとても尊いものだと感じている。
また彼の母親も父親同様に命がけの行為の応援者だと分かった。指を失った時も「まだ山は止めないんだよね?」と前向きに話していたというから流石である。
映画の中で、静岡の絶壁を攻略する場面がある。念入りな現地調査、脆い岩は落としておく、登攀中の体の動かし方の練習、そして登攀中もハーケンの固定状態を念入りに確認する慎重さ。
「次に死ぬのは彼だ」と言われ続けても、命を落とさなかった理由の一端を感じることが出来た。
とてもいい映画だった。
自分と同じ誕生日4月21日。今後の生き方も目が離せない。
山野井通信
http://www.evernew.co.jp/outdoor/yamanoi/index.html

今日の一言
・「いのち五分五分」を読み直してみる(正月休み)
25日の歩数 7462歩
腕立て伏せ 40回


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